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アメリカ発の情報には要注意

2013.4.8(月)

日本人からすると、アメリカというのは不思議な国です。良いことも悪いことも、どちらも最先端を行っています。フロンティア・スピリットというのがありますが、アメリカ合衆国の建国の歴史を考えますと、人類全体の中で、そういう役割を担って誕生したのがアメリカなのかも知れません。

精神世界においても、いわゆるチャネラーの多くがアメリカ人だというのはきっとそこに何かあるのでしょう。さてそこで気をつけなければならないのは、精神世界においても、良いことも悪いこともアメリカが最先端だということです。

ということは、アメリカ発の情報には、フェイクが実に多いということでもあります。
本物の情報よりも、フェイク情報の方が人々を興奮させるので、強い伝播力を生みます。そのことからすれば、ブームになっているもののほとんどは怪しいと思った方がよいだろうと思います。

難しいのは、普通の人には、本物とフェイク情報の区別がほとんどつかないという点です。フェイク情報も、(あくまで印象的な数値ですが)97%くらいは本当のことを語っているからです。あとの3%くらいに、人々を騙す情報をちょこっとだけ付け加えている。ところがこの3%が決定的な役割を担っているのです。

たとえば、「思いが行動をつくる」と説く。これはその通りですね。そこで「よい思いがよい行動をもたらす」と言い、続けて「自分が望めば何でも手に入る」と説く。これは一見論理がつながっているようですが、最後はひっかけです。

またこういうのもあります。「人はみなつながっている」だから「エゴを捨て愛を与えることが大切です」とここまではいい。「そうすれば信頼を勝ち取り、あなたも人生の成功者になれる」と説く。エゴを捨てなさいと言いながら、最終目的がエゴになっていることには気づかせません。とても巧妙です。

成功した有名人の事例を上げて論理の正当性を関連づけたり、あなたは過去の有名人の生まれ変わりだと言ったりするのも、ひっかけの悪質な手口です。「自分もそうなれるかも」とつい思わせてしまうのです。しかし有名であること、地位が高いこと、金持ちであることなどと、霊性の高さとは何の関係もありません。

今世で輪廻転生は終わりという人は、むしろ目立たない市井の一奉仕者だったりするのです。このようなことは、少し「霊界の法則」を学んだ方なら、誰でもが知っていることです。しかし、普通の人間はそれでは納得しません。そうした価値感が理解できません。生まれたときから、絶えず社会的「成功」を意識づけられており、それこそが自己実現、自己の解放だと思い込んでいます。

ですからそこを刺激されるとすぐに引っ掛かって、多くの人がとりこになってしまう。しかしハッキリ申し上げて、「霊界の法則」はこの世の常識とは違いますから、この世の常識からみれば大変きびしいものです(霊界からみれば愛に満ちあふれているのですが)。しかしそれを正直に言ったのでは一般ウケしませんし、すぐには理解できません。そこで最後はこのような、一般の人々が喜ぶような結論にみなすり替えているのです。

オセロゲームというのがありましたが、白が圧倒的だったのに、最後の一枚で黒に挟まれ全部が一気に黒に変わるようなものです。結論の3%で説いていることは「真理」とはおよそ真逆です。これは獣の論理です。アシュターンガヨーガ(八階梯のヨーガ)で説くところの第一段階(ヤーマ:やってはいけないこと)すら破っているのですからひどいものです。

しかし97%は本当のことを説いていますので、普通の人はそのロジックだけで高揚してしまい「これはすごい」と簡単に思わされてしまう。こうした論理の組み立ては、その道のプロが、一般の人にもとても解りやすくシンプルに要点をまとめていますので、よほどの人でないと見破れないし反論は難しいのです。

実はこうしたテクニックは、アメリカでお得意の「洗脳」の手法なのです。アメリカではヴェトナム戦争の時代から兵士の訓練のために「洗脳」のテクニックが研究され、洗練度を増して来ました。それが、一時期ブームとなった「能力開発セミナー」などに転用され今日に至っているのです。

その後にも、次から次へと出て来る新ネタは、どれもこうしたテクニックをベースに、新しい素材を上に載っけているだけなのです。そういう意味では、マルチレベル・マーケティング(通称ねずみ講)と、変わりありません。

一つのブームが生まれ、刈りつくされると、またしばらくして次が出て来る。この繰り返しです。
何度もこうした目にあっていながら人々が懲りないのは、そこに人が惹き付けられる要素がたっぷりと含まれているからです。すなわち、

●自己の抑圧意識の解放
●富と成功への切符
●自分が望んだ通りの人生の実現
●悪を打ち負かし正義の勝者となること

などです。キリスト教文化圏の人々、とりわけアメリカ人は、子供のころからこうした価値感を強く植え付けられており、そこに疑問を持ちません。日本人なら、悪神も神として祀ったり、陰陽揃って一つという感覚がふつうにあるのですが、彼らにはありません。そうした考えはすでに「負け」なのです。彼らの感覚では、自分たちはつねに勝たなければならないのです。

そのためこれらのツボを刺激されますと、すぐに心がワクワクと躍って来ます。911直後、「テロとの戦い」に国民の7割以上が賛同したというのもまったく同じ図式です。しかし実態は、そうした反応を利用して「勝者」になれるのは、それを販売する関係者だけです。買わされる人たちは、そのためのカモ(犠牲)にされているのですが、そこに気づきません。

ですから、そうしたことを頭の隅に入れてアメリカ発のチャネリング情報を読むと、それが本物かフェイク情報であるかが解ってきます。
フェイク情報を見分ける目を養って、どうぞ騙されないようにしてください。

信頼できる情報の基準
1)その中に、普通では到底知り得ない、それを下ろして来た人自身も知らない情報が含まれている。
2)人々を恐怖に陥れたり、闘争心を掻き立てたり、人生の成功をうながすような情報が含まれていないこと。
3)まったく違ったチャンネルから得られた情報と、共通する内容が発見できるもの。つまり普遍性がある情報。

よくありがちなフェイクメッセージ
●悪を叩き、善なる者が勝利する時期が来ている
→二元論になっています。競争心闘争心を刺激することで共感を引き出しているのです。
●あまりにも美しい善の強調
→自分は「善」なる側に所属するという優越感をくすぐっています。これも二元論です。
●これまでの苦悩や抑圧意識が解放され、すばらしい人生が訪れる
→まずカルマを切らなければそれは実現されません。そしてカルマを切るのはそれほど簡単なことではありません。