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新瞑想法ビルボード.jpg

第二章 瞑想の技術

「脳波コントロール法」による瞑想

さて、三番目は「脳波コントロール法」です。
しかしこれを説明する前に、「瞑想」と「脳波」との関係を示しておきましょう。
図5を見てください。これは人の「意識状態」と「脳波」の関係を示したものです。
前にも書きましたが、人が一般的な活動状態にあるとき「脳波」はβ波といわれる振動数を示します。

図5.JPG図5 変性意識と脳波
しかし心を落ちつかせていると、いわゆるα波が出始めるのです。
なおこの図では、直線上に「脳波」が推移するように描いていますが、実際には脳の各部からいろいろな「脳波」が同時に出ています。
一般にα波が出ているというのは、α波が優位に立った状態である、ということを示します。

そして、リラックスした状態からさらにまどろんだような状態になると、θ波優位の状態に変わっていきます。また、脳の各部でいろいろな周波数がバラバラに出ていた状態から、脳波がごく近い幅のところに整ってきます。
この段階が「瞑想」状態であり、そしてさらに振動数が低下しδ波の状態になると、いわゆる「あの世」の領域に入ったり、体脱(OBE)といった現象が起きてくるのです。

図6.JPG意識の Phasing Model モンロー研の資料をもとに作成
ですから、これをリバースして「脳波」をコントロールすれば、「感覚遮断法」よりもさらに直接的に「瞑想」状態に導くことが可能となる筈です。
しかしそんなことができるのでしょうか?
ここに画期的な発見とその利用法が登場します。

バイノーラル・ビートによる脳波コントロール

dove&oster.jpgこの技術は「バイノーラル・ビート(Binaural Beats)」と言います。
バイノーラル・ビートが発見されたのは1839年。ドイツの実験家ハインリッヒ・ヴィルヘルム・ダブ(Heinrich Wilhelm Dove)によってでした。

これは人間の耳の左右から、違った周波数の音を聞かせると、その周波数の差が、うねりとなって聴こえるという発見です。

この技術は、発見後、長い間捨て置かれていたのですが、それから134年後の1973年に、アメリカ人の心理療法家であるジェラルド・オスター(Gerald Oster)博士が、パーキンソン病などの治療に活用できないかと実験を進め、『Scientific American』という雑誌にこの実験結果の論文を発表したことで、再び陽の目をみることになりました。

オスター博士がさらに実験を進めてみると、脳の中で、このうねりの周波数に、脳波が同調する現象が起きていることが解りました。
これを「周波数追いかけ反応(Freqency Following Response)」といいます。

monroe.jpgRobert Monroeさらに時代が下り、この技術を睡眠学習に活用できないかと考えた人がいます。
それが「ヘミシンク(Hemi-Sync)」を開発したロバート・モンロー(Robert Monroe)博士です。

モンロー博士は、ニューヨークでラジオ番組を制作する会社を経営しており、自身も音響技術者だったのですが、睡眠学習用の音源を「バイノーラル・ビート」を用いて作り、試験を重ねていたところ、これを聴いて幻覚を見たという人が出てきたのです。

そこでモンロー博士自身が実験台となり、さらには参加者も募って、様々な「バイノーラル・ビート」を試していきました。
その結果「周波数追いかけ反応」が、人を「瞑想」状態に導くことが解ってきたのです。
このメカニズムは次のようなものです。

人間の耳の可聴域は、人によっても違うのですが、だいたい20ヘルツから1500ヘルツくらいです。
これより低すぎても高すぎても、聴こえません。
ところで、「瞑想」時の脳波の周波数はどれくらいだったでしょうか?
8ヘルツ以下でしたね。そうしますと、この周波数では音としては知覚することができません。

しかし、例えば左耳には100ヘルツ、右耳には105ヘルツの音を聴かせたとしますと、どちらも可聴域の周波数ですから音として認識されます。
このとき、105-100=5ヘルツの振動数がうねりとして生じ、このうねりが、脳波をこれに同調させるように導くのです。それはまさに画期的な発見でした。

アイソレーション・タンクのような大きな装置を用いずとも、薬物を使用せずとも、苦行に絶えずとも、ただ寝てヘッドフォンをかけCDを聴くだけで、非常に深い「瞑想」状態にまで入れる技術がここに誕生したのです。
モンロー博士は、この画期的なシステムに「ヘミシンク(Hemi-Sync)」と名付けました。

しかし、モンロー博士が世に送り出した画期的な事柄は、それだけではありませんでした。もう一つあります。
それは、意識レベルの階層化をきちんと整理したことです。
それまでも、霊界が階層構造になっているということは、いろいろな宗教や伝承や霊能者たちから指摘がされていたのですが、モンロー博士はこれを実験によって、検証していったのです。

そしてこの階層に「フォーカス(Focus)#」という番号を振っていきました。
フォーカスの何番がどういう意識レベルにあるかということは一般にも公開されており、構造的にも大変解りやすいものです。
これは本当に画期的なことです。ただしそこに導くための「ヘミシンク」の音響技術は、ロバート・モンロー研究所のノウハウとなっています。

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